院長紹介
院長:守谷 洋
学歴・職歴 |
平成3年3月~ 加藤歯科勤務 平成4年 新井歯科勤務 平成5年 医療法人じりん歯科分院長 平成7年9月 もりや歯科開業 |
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主な研修会 |
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趣味 | ウインドサーフィン・カートレース |
認定証
雑誌インタビュー
歯のトラブル、その原因は虫歯だけではない
誰でも歯の健康は気になるところ。
いつまでも自分の歯で食事ができるのは、この上ない幸せなことだ。それには毎日のメンテナンスが欠かせない。
よく2000円の歯磨き剤はどうですか?とかデンタルリンスでぶくぶくやって取れますか?って聞かれるけど、基本的にはマンパワーに勝るものはないんです。』
ちなみに電動歯ブラシは有効。とくに超音波歯ブラシは磨いた歯のみならず周囲までキレイにできるそうだ。ただ歯茎のマッサージでは手動に分があるとのこと。
中年の方は要チェック!早速実践しよう。ところで最近の歯のトラブル、その原因は虫歯よりも歯周病と夜間のブラキシズムが多数を占めるそうだ。
歯周病とは、食べかすを餌にバクテリアが集まり、歯石という要塞を形成して、その中で増殖を繰り返しながら骨を溶かしてしまう。最終的には歯が抜け落ちるという怖い病気だが、耳慣れないブラキシズムとは一体?
どちらも夜間の異常習癖でストレスが大きな原因。僕みたいにきちんとストレス発散しないとダメなんです(笑)』
要は就寝時に無意識で始めるギリギリうるさい歯ぎしりや食いしばりだという。
対処療法には、マウスピースが有効で、歯を食いしばるときの強烈な力をプレートに滑らせるように分散させるのだ。
3.11の大震災、そして群発した余震から気づかぬうちにストレスをため込み、発症した人たちだとしても不思議はない。
そもそも歯というものは厳密に言えば骨の隙間に浮いている状態で、それを無数の繊維によって吊っているのだそうだ。
ストレスによる抜け毛は一般的だが、まさかストレスによる抜け歯もあるとは驚きだ。
ジュニア世代、キッズ世代の歯のケア
キッズやジュニア世代のパパ・ママにとって子供の歯は気になるところ。ということで子供の歯の健康について聞いてみた。
お菓子やジュースやらの糖分を口に入れたまま歯磨きもせずに寝てしまうのは、歯をシロップ漬けにするようなもの。唾液という警備員が寝静まり、なおかつ豊富な餌を与えられがんばらない虫歯菌などないのだ。
ジュニアのさらに下、キッズ世代の親にとっては虫歯の感染という話も気になるところ。子供に同じ箸で食事を与えたり、キスをしたりしていると、親の持つ虫歯菌が子供に感染してしまうというやつだ。
だからお父さんお母さんも虫歯に気を付けましょう、ぐらいで止めないと。キスもしたこともない親子関係なんてイヤでしょ(笑)。
奥さんが私は大丈夫だけどアンタはダメ!なんて言い出したら、それこそ夫婦関係も悪くなっちゃいますから。あまりに神経質になるのはどうかと思います。』
もう一点、気になるのが最近の子供たちの顎の細さ。小顔で顎が小さい現代っ子たちは、親知らずの悪影響を受けやすいのだ。
もうひとつ、気を付けたいのがテレビゲームによる影響だ。よく携帯用ゲームで遊んでいる子供たちを目にするのだが・・・。
口が開きっぱなしになると出っ歯になりやすい。出っ歯になればその分、口内に隙間が広がって、唾を飲み込むときに、そこをベロで塞ぐんです。
人間は陰圧にしないと、嚥下できないですね。隙間が空いたところにベロをスポンジみたいに敷き詰めるんですが、唾を飲むたびにやるから、どんどん歯を押し出すようになるわけです。』
食いしばってもダメ、口を開けっ放しにしてもダメ、頑丈にみえるような歯も、実はかなりデリケートなヤツなのだ。