本日診療時間短縮 最終受付18時45分になります。
本日、歯科医師会出席のため、最終受付時間は18時45分になります。
まことに恐縮ですが、ご理解のほどお願い申し上げます。
院長 守谷 洋
本日、歯科医師会出席のため、最終受付時間は18時45分になります。
まことに恐縮ですが、ご理解のほどお願い申し上げます。
院長 守谷 洋
その痛み、歯ぎしりが原因かも??
日々の歯のケアに熱心なのに、歯が欠けたり、折れたり、かぶせ物が何度も壊れてしまう患者さんがいらっしゃいます。むし歯もなく清掃状態もよいのに、歯に関するトラブルが減らない場合は、歯ぎしりや食いしばりが疑われます。
夜間の歯ぎしりや食いしばりによって、歯や周りの組織、あごの骨などに負担がかかってさまざまな症状が出てくるのです。
当医院でも最近多いのが、
歯が痛くてむし歯だと思い来院したら、むし歯は見当たらずどうやら夜間の歯ぎしり食いしばりによって歯が痛んでいる。
という患者さんです。
夜間の歯ぎしり、食いしばりをしているかしていないかについては、
下記の項目をチェックしてみてください。
【★ 家族から睡眠時の歯ぎしりを指摘されたことがある。】
【★ 朝起きたときにあごや肩が疲れている。】
【★ 詰め物やかぶせもの、インプラントがよく壊れる。】
【★ 歯が磨り減り、歯の溝がなくなっていたり、つやつやしている。】
【★ 就寝前より、朝のほうが知覚過敏が強い。】
上記は、歯ぎしり、食いしばりによって起こされる症例です。
歯ぎしりや食いしばりは睡眠時に引き起こされるもので、たいていが無自覚ですので、なかなか自分では気づけないのです。
同居人がいる場合は指摘されて知ることもありますが、
夜間歯ぎしりをしているからと言って歯が痛むとは、皆さんあまり結び付けられないようです。
朝起きたときに歯が痛い、銀歯がよく外れてしまう、肩こりがひどい、そんなお話をよく聞きます。
ひどい場合は噛み締めの力が強すぎる故に、歯の神経が死んでしまうこともあります。
こういった歯ぎしりや食いしばりによる歯への被害を抑える方法として、睡眠時のスプリント療法というものがあります。
歯型にあわせた特殊なプレートを就寝時に装着する、というものです。
スプリントを使うことで、歯ぎしり、食いしばりをした際の防御をするのです。
スポーツで使うソフトタイプのマウスピースに対して、夜間用のものはハードスプリントと呼ばれ、硬い素材で作ります。
上あごに装着し、噛み合わせの部分はフラットに作ります。こうすることで強く噛もうとしても横滑りをし、力を分散させる仕組みです。
患者さんごとにぴったりのものを作ります.
もし、先ほどのチェック項目に当てはまり、お悩みでしたら是非ご相談ください。
睡眠時の無意識な歯ぎしり食いしばりを完全にやめることは、ほぼ不可能です。
やめることが出来ないからと諦める前に、歯を守る方法を一緒に考えてみませんか?
新年明けましておめでとうございます。
本年も皆様の歯の健康のお役に立てるよう、スタッフ一同努めたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
さて、新年最初の今回は、歯周病についてのお話です。
歯周病は、日本の成人の80%に何らかの症状があるといわれています。
たとえば歯を磨くときに血が出る、というのもよくある症状のひとつですが、血が出る程度で歯科医院にいらっしゃる方も少ないのが現状です。
歯を取り囲む歯周ポケットに入り込んだ歯周病菌が起こす病気ですが、症状がかなり進行するまで痛みが起きないために、自覚しにくいのです。
歯周ポケットに入った歯周病菌は炎症を起こし、歯槽骨が溶け、血や膿を出しながら悪化していきます。
膿がたまり、歯の周辺組織を圧迫するときに、ようやく激烈な痛みが起きるのです。
歯周病を放置すると、気づいたときには歯がぐらぐら、抜歯せざるを得なくなる場合もあります。
歯周病にならないために、また進行させないために毎日のはみがきと、定期的に歯科医院でチェックすることが大事です。
歯周病と、むし歯の原因菌は異なります。
歯周病はむし歯になりにくい人にも多い病気です。
自分はむし歯になりにくいから、と日々のケアを怠っていると、歯周病という落とし穴が待っているかも知れません・・
歯ぐきの調子が悪い、歯を磨くとき血が出る、などの症状がありましたら、お気軽にご相談ください。
本年も、もりや歯科医院をどうぞよろしくお願いいたします。
銀歯や白いつめものを入れたあとに歯がしみた、という経験はありませんか?
むし歯は治療済みなのに、歯がしみるのはどうしてなのでしょう?
むし歯治療が失敗だったのではないか、まだ、むし歯が治療されていないのではないかと不安になった経験がある方がいらっしゃるかも知れません。
今回は、【治療後に歯がしみる現象】についてお答えいたします。
象牙質まで進んだむし歯を治療するとき、幸い歯の神経をとらずに済んだ歯を治療するときに、治療後冷たいものがしみたり、強くものを噛むと痛い、といった症状が出ることがあります。
この場合の歯がしみるという症状は、
ふだんエナメル質という硬い表面に覆われている歯が、むし歯の進行によって穴があき、その下にある刺激に敏感な部分、象牙質がむき出しになることによって引き起こされます。
象牙質がむき出しになると、さまざまな刺激がそのまま歯の神経に伝わってしまいます。
象牙質は歯の神経本体と細かい神経組織でつながっていますが、むし歯の進行や治療によってその細かい神経組織も一緒に削っているのです。
削られた神経組織は、そのあともしばらくさまざまな刺激に非常に敏感になります。
そのために治療後も歯がしみたり痛んだりといった症状が出るのです。
それでも、歯は刺激を受け続けると、その刺激をシャットダウンするために二次象牙質という防御機構を作ります。
しみていたが、しばらくするとしみなくなった、というのは、その防御機構が働くためです。
治療後歯がしみたり、噛むと痛い期間は個人差が大きく1.2週間から長くて数ヶ月続くこともあります。
この場合は、神経へのさらなる刺激を避けるために、冷たいものや硬いものはさけるようにしましょう。
あまり痛みが気になる場合は市販の鎮痛剤の服用もおすすめいたします。
歯がしみるということは、神経が生きている、歯が生きていることの証です。
歯からのSOSのサインを聞き逃さないように、定期的な検診を。
末永く健康な歯での食事を楽しみましょう。