歯周病にも効果あり。朝の歯みがきについて
皆さんは1日の最初の歯みがきをどのタイミングしていますか?
「朝起きてすぐ」と「朝食後」
両方している方は◎。
片方だけの方は〇ですが、健康を考えるとあと一歩です。
忙しい朝にそんな時間は取れないよ、と思う方も多いかもしれませんね。
今回のブログを読んでいただくと、朝起きてすぐに歯みがきをするメリットがわかり、明日から実践したくなります。最後までお付き合いください。
============目次============
こんな痛みに注意!知覚過敏の症状
起きてすぐの歯みがきで、歯周病や虫歯リスクを下げましょう
悪い細菌を飲み込むと、身体の免疫低下につながります
朝歯みがきは、お口の細菌をリセットするボーナスタイム
まとめ
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起きてすぐの歯みがきと、朝食後の歯みがきはどちらがいいの?
結論を申しますと、「朝起きてすぐ」と「朝食後」の歯みがきは目的が異なりますので、できれば両方行うのが一番良いです。
起きてすぐの歯みがきは口内の細菌をリセットすること。
朝食後の歯みがきは、虫歯にならないために歯垢や食べカスを取り除くこと。
後者については皆さんよくご存知だと思うので、今回は特に、起きてすぐに歯みがきをするメリットについて見ていきましょう。
起きてすぐの歯みがきで、歯周病や虫歯リスクを下げましょう
朝起きるとお口の中がネバネバしている、口臭が強いと感じることはありませんか?これは夜、私たちが眠っている間にお口の中で細菌たちが増殖しているためです。
唾液には食べカスや歯垢を洗い流す自浄作用と、細菌の繁殖を抑える抗菌作用があります。
就寝中は日中と比べて唾液の分泌量が減りますので、朝起きてすぐのお口の中は細菌でいっぱいです。(10gのウンチと同じくらい細菌がいる、と表現されることがよくありますね)
これらの細菌は、不快な口臭の原因になるだけでなく、歯周病やむし歯のリスクを高める要因となります。
悪い細菌を飲み込むと、身体の免疫低下につながります
お口の中の菌と腸内環境には、密接な関係があります。
朝起きてすぐに歯をみがかないまま水を飲んだり、朝食をとったりしてしまうと、夜間に増えた細菌をおなかに入れてしまうことになります。
元気な状態ならさほど問題無いですが、体調が落ちると腸内の菌のバランスに影響する可能性があります。
腸内環境は身体の免疫力にもつながりますので、胃腸炎やインフルエンザなどのウイルス感染のリスクも高くなります。
朝歯みがきは、お口の細菌をリセットするボーナスタイム
朝起きてすぐの歯磨きに慣れていない方ですと、やはりちょっと手間に感じてしまうと思います。
ですが、朝歯みがきは「口腔内の環境をリセット」できるボーナスタイムとも言えます。
通常の生活習慣ですと、一日の間でこんなに効率よく口内環境をリセットできるタイミングはまずありません。
毎朝5分でお口の変化を実感できるチャンスと考えて、積極的に習慣化しましょう。虫歯や歯周病でお悩みの方は特に試してくださいね。
まとめ
朝起きてすぐに歯みがきすると、夜の間にお口で増えた細菌をリセットすることができます。
虫歯菌や歯周病菌の減少にも効果的ですし、腸内環境の改善や免疫の向上にもつながります。積極的に習慣化して、お口をきれいにしてから1日をスタートさせましょう。