仕上げみがきはいつまで続く?卒業時期と中学生以降の虫歯予防のポイント
王子の歯医者、もりや歯科医院のブログです。
3月になり、年度の終わりが見えてきました。
大人も子供も、来月からまた新しい生活が始まりますね。
そんな中で、
「子どもの仕上げ磨きはいつまで続けたらいいの?」
「春から中学生だから、仕上げ磨き卒業でいいかな?」
と疑問に思う親御さんもいらっしゃると思います。
今回はお子さんの仕上げ磨き卒業時期と、中学生以降の虫歯予防のポイントをまとめます。
============目次============
子どもの歯磨きはいつまで続けたらいいの?その理由は?
お子さんが中学生になっても、親御さんのケアが必要です
中学生以降のお子さんは特に、歯の定期検診に通う習慣を持ちましょう
歯科の定期検診に通い続けるコツは?
まとめ
========================
子どもの歯磨きはいつまで続けたらいいの?その理由は?
結論から言いますと、お子さんの仕上げ磨きは永久歯が生えそろう12歳頃、つまり小学校を卒業するくらいまでは行うのが理想です。
奥歯の生え始めはでこぼこしていてとても磨きづらく、虫歯になりやすい状態です。
歯に歯肉がかぶって、汚れが取りづらいこともあります。
加えて歯自体もまだ弱いので、仕上げ磨きが必要です。
お子さんが中学生になっても、親御さんのケアが必要です
お子さんが中学生になるタイミングで仕上げ磨きも卒業!と思うかもしれませんが、いえいえ、中学生になっても油断できません。夜遅くまで起きていたり、勉強しながら夜食をつまんだり、ついついそのまま寝てしまったり…ということがありますので、虫歯リスクは高まります。
小学生の頃はキレイな歯だったのに、中学生になったら急に虫歯ができちゃった…
という患者さんもよくいらっしゃいます。
親御さんとも生活リズムが異なってきますし、お年頃もあるので、仕上げはおろか、お口の中のチェックも難しくなってくるのかと思います。
ですが、ここで諦めてはいけません。そんなときこそ、私達歯医者の出番です。
中学生以降のお子さんは特に、歯の定期検診に通う習慣を持ちましょう
親御さんから聞くのは嫌でも、他の大人ならすんなり話が聞けること、年頃のお子さんにはよくありますよね。普段は無口でも、歯科スタッフとの会話を楽しみにしているお子さんもいます。
大人の考え方ができてくる年齢でもありますし、客観的、専門的な意見が頭に入りやすい場合もあります。
歯磨きの技術はもちろんですが、私たちがお子さんに特に伝えたいのは自立心。
親御さんの仕上げはもう終わりにして、これからは自分で責任を持って、歯をきれいにしなきゃいけないことに、お子さん自信が気づいてくれたらいいなと思います。
歯科の定期検診に通い続けるコツは?
中学生になると部活や塾などの予定も増えますので、歯科から足が遠ざかってしまいがちです。親御さんも仕事など社会的責任が増える時期と重なりますから、行ける時に予約しようと思っていると機会を逃します。
「年間行事として前もって予約しておく」ように意識すると通いやすいです。理想は3か月に1回、少なくても半年に1回は定期検診に通うように習慣づけましょう。
まとめ
歯みがきの仕上げは12歳頃までは必要です。中学生以降、お子さんの仕上げが難しくなってきましたら、歯医者の出番です。生活習慣の変化から虫歯リスクが高まる時期ですし、専門的なアドバイスも含め、3か月に1度、少なくても半年に1回は定期検診に通うようにしましょう。