“先天欠如”って?? 歯の生え変わり時の注意ポイント
王子の歯医者、もりや歯科医院のブログです。
少しづつ日も伸びて、春はもうすぐそこですね。
今日は永久歯の”先天欠如”についてのお話です。
何らかの原因で顎の中に歯が形成されないことをいいます。
現在、約10人に一人の割合で見られることが分かっています。(意外と多いです!)
1本~多数の永久歯が作られないことがあり、上の歯よりも下の歯に先天欠如がある場合が多いです。
子どものパノラマレントゲンを撮ると、乳歯の下に「歯胚」と呼ばれる永久歯のたまごがあるはずですが、その歯胚がない場合、先天欠如となります。
永久歯がない場合は、乳歯が抜けずにずっと残ります。
長く使うことになるので、虫歯にさせない徹底した歯みがきや定期健診が必要となります。
治療法はあるの??
ない歯を生やすことはできません。
なので残った歯を大事にしていかなければなりませんが、もしも無くなってしまった場合…
① 矯正治療
② ブリッジ
③ インプラント治療
④ 部分入れ歯
という方法があります。
歯の移動や人工の歯で欠如した部位を補うという治療です。
先天欠如は歯並びや嚙み合わせに悪影響を及ぼす可能性が高いといわれているため、早期発見がカギとなります。
定期的に歯科検診を受けましょう。